ベトナム政府は、イランとの米イスラエル戦争により石油供給が混乱し、価格が2022年以来の高値にまで上昇していることを受け、燃料輸入関税の撤廃を検討していると発表した。
財務省は日曜、国内市場の安定化と国家エネルギー安全保障の確保を目的として、一部の石油製品の輸入税率をゼロに引き下げる政令案を作成したと発表した。
同省は声明の中で、「紛争が継続し、ホルムズ海峡の封鎖が続けば、国際市場における代替供給源が不足し、価格高騰のリスクが高まる」と述べた。ホルムズ海峡は世界の原油輸送量の5分の1が通過する海峡である。
米イスラエルによるイランへの攻撃で戦争が始まってから1週間以上が経過し、ベトナム国内の燃料価格は急騰しており、政府は緊急価格措置を実施している。
国営メディアの報道によると、最も広く使われているガソリンの価格が21%上昇し、1リットルあたり27,040ベトナムドンとなった。これは2022年7月以来の高値である。
政府の承認が必要な同省の提案によると、この関税措置は4月末まで有効となる。
中東情勢の悪化により、原油価格は1バレルあたり120ドル近くまで高騰している。
